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アンドレイ・ズビャギンツェフ監督『父帰る』。
前に借りたとき観れなかったので
前の院の図書館で観てみました。
…久々に、『いい映画』を観た。
きっと途中で何回も止めるほど揺さぶられるだろうなと覚悟しながら
観たのですが、素晴らしい出来の作品でした。
ちゃんとしっかり見られた自分にびっくり。
自分でも気が付かないうちにだいぶ昇華作業、進んでたみたいです。
ロシアの美しい光景と
まるで一コマ一コマが写真であるかのような美しい映像。
銀残しという手法だそうですが、その中で
いい意味で「添え物」に徹して出しゃばらない音楽が
朴訥な田舎の家庭の歪な関係性を淡々と綴っていく。
なんていうか…
この父のこと、理解出来る。
最後にイワンを追う父の必死さ…。
きっと不器用で寡黙なだけだったんだよね。
理解さえ出来れば子供にとってこれほど威厳があって
誇らしい父親はいないと思う。
なんか、これだけぽつっぽつっとワンシーンにじゃなくて
一つ一つのシーン全部に共感できた映画は初めてだ。
オレがこの父親だったらしょっぱなからぶん殴ってやるけどな。
そして、NHKスペシャル『地球大進化 46億年人類の旅』も
観終わりました。
第7集はDVDに収録されてなくて残念だったのですが、
第6集。
リチャード・ドーキンス博士が出てきたあああああっ!!
もうね、心はシンカーで田島をアウトにした高瀬みたいに
『おらぁっ!』ってガッツポーズしてましたよ。
ていうかめっちゃびっくりした。
ちょっと眠くてうとうとしながら観てたのに
一気に眠気が吹っ飛んだほど嬉しかった。
もう最後だから類人猿の話まで進んでて、
遺伝子云々の話だったんだけど
確かにこのあたりならこの人が出てこないわけないですよねー。
「利己的な遺伝子」、もっかいちゃんと読み直したいなあ。
確か生得的解発機構のティンベルヘンのお弟子さんだとか。
上記の本の著者近影で若いお姿も拝見出来ますが、
とても渋いナイスミドルでございました。
さて、最後にちょっと宣伝。
北千住明さんのページにて
『MINUTES TO MIDNIGHT』、脱稿しました!
いえええええい!
どんどんぱふぱふ!
いや~やっと終わりました。
もし読んで下さった方いらっしゃいましたら
ぜひご意見・ご感想戴ければ励みになります。
凄く尻切れトンボというか、変な終わり方になってしまいましたが
今回は書きたいものを好きなように書いてしまいました。
すません。
あああああすっきりした…。
なんかだーいぶ自分の中にあるものを吐き出せた感じです。
ではまた。