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家あれども帰り得ず
涙あれども語り得ず
法あれども正しきを得ず
冤あれども誰にかこれを訴えん。
セコーンド君(オレのPC)が季節柄かあまりにも熱暴走するので
(手から憤怒の炎を出すがゆえに)(←違)
自作PCの本を漁りに立ち寄った本屋で
子供向けのぺらい教育漫画月刊誌で杉原千畝さんの特集を見つけた。
そういえば「6000人・命のビザ」とかいうタイトルで
昔ドラマになってたなーと懐かしく読んだ。
巻末のおまけでその周辺の時代の有名な人たちがカードになってたんだけど
その中の一枚に川島芳子さんの姿が。
この人も本名は愛新覚羅さんだったのね、今まで知らなかったからびっくりした。
溥儀とは何親等離れてるんだろう?
テレビの特集でこの人が取り上げられたときに紹介されたエピソードがある。
運命に翻弄された踊り手・李香蘭(山口淑子)さんと会ったときに、
「君は僕の様になるなよ」と云ったそうだ。
かわぐちかいじ「ジパング」は男の物語だ。
フィクションである「沈黙の艦隊」でもそれは同じこと。
自分がやるしなかいと海江田を追い回した深町二佐の強さ、
非力を叱責されながらも上官を助けに戻った速水三佐の強さ。
歴史を変えることを恐れた菊池三佐の弱さ、
自衛官、航海長という指揮官でありながら
その立場に置かれた一個人としての選択に殉じた尾栗三佐の人間くささ。
でもせっかく溥儀や山本五十六を出すんだから
川島芳子、せめて李香蘭は出して欲しかったな…。
こういったスポットの当たりにくいひそかな闘いにも興味があります。
「至誠に悖るなかりしか」みたいに外伝でもいいから。
うーん。
「あなたを、死なせたくない」
わざわざ艦載機まで走ってってまで上官の目を避けて
角松を助けようとした草加。
この一言のおかげで最後まで「ジパング」を安心して読めました。
愛蔵版、出ないかな。
ではまた。